ゴミを減らす
書店で何度か目にしていた本。
先日、ふいに読みたくなって手に取りました。
『ゼロ・ウェイスト・ホーム ~ごみを出さないシンプルな暮らし~』
暮らしを小さく、シンプルにしてみると、今までにしてきた勿体ないことや、無駄遣いに気づきます。
世の中には便利なモノが溢れていて、それらによって快適に暮らせているのは確かです。
ですが、便利さが当たり前になり、考えることもせずに消費している現実。
その現状を知り、これまでの消費を振り返ることは大切だと思います。
いきなり『あれもダメ これもダメ』では息苦しくなるので、簡単にできることから少しづつ。
まずは、何気なくやっている『使い捨て』を見直すことにします。
私は、食品の保存容器や保存袋は多く持たないようにしていますが、ラップフィルムをよく使っていました。
つい癖で手に取ってしまわないように、ラップフィルムをキッチンから離れた場所に保管して、今あるもので、代わりになるものを考えて試しています。
これは茶碗蒸し用の器ですが、コップにも蕎麦猪口にもなります。
蓋つきなので、今は保存容器としても活躍。
皿を蓋代わりにすることも。
洗って繰り返し使えるシリコンラップ。
生ごみはポリ袋に入れていましたが、実家に溜まっていた古新聞を再利用することにしました。
新聞紙が水分を吸ってくれるので、軽くなり、嫌な臭いも軽減します。
フードロスをなくすことは勿論、生ごみも意識して減らしていますが、今後はコンポスト(堆肥)も考えていこうと思います。
これまで最も多かったのがプラゴミ。
プラスチック自体はとても便利なものですが、ゴミとして排出するのは、できるだけ減らしていきたいです。
とは言っても、スーパーで買い物をすると、ほとんどのものが袋や容器に入っています。
一部のプラを回収してくれるスーパーもありますが、買い物をするたびに出る大量のプラゴミ。
買い物の仕方や、選び方、買い物をする場所を見直すきっかけになっています。
野菜などが入っていたプラスチック容器は、すぐに捨てずに、冷蔵庫の仕切りや保存容器として再利用。
ゴミを減らすにはどうすれば良いかを考えたり、意識することで、実際にゴミの量がかなり減りました。
このように成果がわかりやすいので、更にやる気が起こります。
これまで散々ゴミを出してきた私が、『環境を守る』なんて偉そうなことはとても言えませんが、確実に暮らし方を『考える』ようになりました。
当たり前にしてきたことを『ちょっと待てよ』と、考えて工夫することは、とても面白い。
『ゼロ・ウェイスト・ホーム』には、家庭のゴミを減らすには、暮らしをシンプルにして、リフューズ(不要なものを断る)、家に持ち込まないことが第一だと書いてあります。
買い物の際には、過剰包装のものを避けたり、再利用できるか、あるもので代用できないか・・・などと考えることで、無駄買いを防ぐことができ、節約にも繋がります。
今あるものを大切にして、楽しみながら、日々工夫をしていきたいと思います。